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MARKETING

『エンゲージメント率』を高めるために、知っておきたい得策とは-vol.1-

数多くの定期的な情報発信も大切ですが、ただそれだけだと、最初はフォロワー数を獲得することができますが、次第にフォロワー数の伸び悩みに直面することがあります。『エンゲージメント率を高めることが重要』と、前回でも解説してきたように、フォロワーの共感や満足度を得られなければ、フォロワー数アップには繋がりません。まずは、その『エンゲージメント率』を高めるための、効率的な方法から探ってみましょう。

「#(ハッシュタグ)」の重要性を理解して上手に活用することが大切

「#(ハッシュタグ)」をつけることで、投稿はそのキーワードごとにカテゴライズされ、新規の流入を図ることができます。今や、インスタグラムを利用している女性ユーザーの約6割がハッシュタグ検索を利用しているとのアンケート回答もあります。さらに、「#(ハッシュタグ)」検索を使用している女性ユーザーの約4割が、「#(ハッシュタグ)」検索から商品・サービス購入をしたことがあるという結果が出ています。(参考:https://cyberbuzz.theblog.me/posts/1364806/)つまり、「#(ハッシュタグ)」はユーザーの購買行動に直接影響している可能性が非常に高いと言えるのです。

また、2017年には「#(ハッシュタグ)」自体をフォローする機能がインスタグラムに追加されました。インスタでお気に入りのユーザーをフォローしているのと同じ感覚で、特定の「#(ハッシュタグ)」を使用している投稿を、自身のタイムラインでチェックすることが可能となりました。実際に、アカウントをフォローするのではなく、「#(ハッシュタグ)」をフォローして関連情報を集める、というユーザーも増えてきているのが事実です。つまり、「#(ハッシュタグ)」を上手に利用すれば、企業アカウントがフォローされていなくても、新規ユーザーにリーチできる可能性が存分に高まります。企業のインスタグラム運用において、「#(ハッシュタグ)」が重要な役割を担っているといえます。

「#(ハッシュタグ)」はどう選ぶ? どう使用する? その正解とは

1投稿につき、付けられる「#(ハッシュタグ)」の個数が決まっています。フィード投稿は30個、ストーリーズ投稿は10個となります。フォロワー以外の方に投稿を見つけてもらうための貴重な手段となるので、よく厳選した「#(ハッシュタグ)」を最大数つけることがとても重要です。

厳選した「#(ハッシュタグ)」とは、多くの人が閲覧をする内容のワードをセレクトすること。商品名や商品カテゴリーなど具体的な固有名詞を取り入れつつ、流行のトレンド感のある「#(ハッシュタグ)」は常にキャッチアップが必要です。

ハッシュタグ同士の関連性が悪いと、たとえエンゲージメントの良い投稿でも、「お気に入り投稿」から省かれてしまう場合があります。

例えば、お気に入りのコスメ投稿をしているのに、ハッシュタグに「カフェ」というワードを入れたとします。すると、他のコスメ系のハッシュタグとの関連性がないと判断され、そのフィード自体が「お気に入り投稿」から省かれてしまう可能性があるということです。また、英語のハッシュタグをつける際にも注意が必要です。コーディネートやお気に入りのファッションアイテムの画像を投稿した際に、『#fashion』というハッシュタグをつけたとします。実際にこの『#fashion』のハッシュタグ検索をしてみると、なんと9.1億件ものフィードが並びます。しかも、ほとんどが外国のユーザーの投稿であることがわかります。これだと、リーチしたい日本人に届かない可能性が高いのです。まず、日本人にリーチしたい場合は、アルファベット表記よりも日本語でのハッシュタグをつけることが効果的。また、カテゴライズが抽象的過ぎる場合も、投稿されるボリュームが多くなりやすく、開設したばかりのアカウントやまだフォロワーの少ないアカウントは埋もれてしまう可能性が高いです。それよりも、リーチしたいターゲットを絞り、適切な投稿ボリュームを見極めながら、ハッシュタグをつけることが重要と言えます。

毎回投稿する際に、同じ「#(ハッシュタグ)」をコピーして載せるのは、あまり効果的ではありません。また、「#(ハッシュタグ)」のワンパターン化もフォロワー数の伸び悩みに直結する可能性があります。投稿する画像に応じて、使うべきベストな「#(ハッシュタグ)」も変わってきます。投稿のたびにしっかりと使うワードを考えることが大切です。弊社では、アカウント解析やツールを使用し、戦略的な「#(ハッシュタグ)」の選び方、使い方を分析し導きます。投稿画像をリーチさせたい層へ向けて関連性の高い「#(ハッシュタグ)」でアプローチすることができ、フォロワー外のインスタグラムユーザーからの『いいね数』や『コメント数』を獲得することができます。結果的に、効率良くエンゲージメント率を高めることを見込めるのです。

意外と見落としてしまいがち!影響度を縮小化してしまう初歩的なミスとは?

「#(ハッシュタグ)」を設定する際に、ありがちなNGパターンがあります。代表的な注意点として挙げたいことは以下の3つになります。十分に気をつけて、「#(ハッシュタグ)」を有効活用しましょう。

1.「#」は半角で入力を

2.前後に半角スペースを空けること

3.アルファベットや日本語、絵文字は利用OK。ただ、「_(アンダーバー)」以外の記号、句読点、スペースなどは使えない

上記を間違えてしまうと、ハッシュタグを設定したはずなのにフィード上で認識されないという不都合が生じます。厳選し、最大数の「#(ハッシュタグ)」を使用していたとしても認識されないので、投稿時には必ず気をつけましょう。

1.「#」は半角で入力を

→よくありがちなのが、誤って全角の「♯(シャープ)」を使用しているパターン。記号は似ていますが、正しくは半角のハッシュマーク(#)になります。まずは使用している記号が誤っていないか、今一度見直してみては。

2.前後にスペースを空けること

→「#(ハッシュタグ)」の前後には半角スペースを入れることを忘れずに。例えば『お気に入りの#春コーディネートを紹介。#パステルカラーのニットに#トレンチコートを着て爽やかに』などと、「#(ハッシュタグ)」を使用しても、単語を立て続けに入力してしまうと「#(ハッシュタグ)」として認識できません。「#(ハッシュタグ)」の前後に半角スペースを入れることを意識しましょう。

3.アルファベットや日本語、絵文字は利用OK。ただし、「_(アンダーバー)」以外の記号、句読点、スペースなどは使えない

→「#(ハッシュタグ)」の単語には、アルファベットや日本語、絵文字の利用が可能です。『#Cute Style』のようにスペースを入れてしまうと、ハッシュタグが途中で分断されてしまいます。このように複数の単語を繋げる場合は、『#Cute_Style』のようにアンダーバーを活用しましょう。また、『!』『?』などの記号、『。』『、』などの句読点を含めることもNG。アンダーバー以外の記号などを入力してしまうと、そこで単語が区切られてしまい、後の単語や文字が認識されなくなります。また、アルファベット表記だと前述でも説明したように、リーチしたい日本人に届かない可能性が高いので注意が必要です。