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MARKETING

エンゲージメント率を高めるために知っておきたい得策とは-vol.2-

投稿頻度や写真の撮り方から、エンゲージメント率UPへの近道を探る

Instagramのフォロワー数を増やすために強く意識したいのが『エンゲージメント率』。ユーザーに「買いたい」「欲しい」などどれだけポジティブな印象を与えられるか、またユーザーが感想や意見をコメントしたり何かしらリアクションをしたいと感じるかなど、そんな共感度・満足度の高い投稿が求められます。エンゲージメント率を高める効果的なSNSの投稿内容を紐解き、前回は「#(ハッシュタグ)の取り入れ方」について解説しました。厳選した「#(ハッシュタグ)」を最大数取り入れることで、新規ユーザーにリーチできる可能性が高まり、多くのユーザーの目に触れる機会が広がります。さらに今回は、「#(ハッシュタグ)」という文字だけのアピールだけでなく、さらに影響力を高める手法として「投稿頻度」や「投稿画像」にも着目。エンゲージメント率を上昇させるための効果的な「投稿頻度」「投稿画像」について、to1LABOのアカウント解析を基に解説していきます。

豊富な投稿数が良い? それとも、少ない回数で定期的な投稿が効果的? ベストな投稿頻度とは

投稿頻度は1日に何回がベストか、という具体的な指標はリーチしたいターゲット層についても異なってきます。明確に「00回が良い」と証明することはできません。もちろん、毎日1回は投稿、2〜3日に1回は投稿、などあまり間隔をあけずに、定期的な投稿がベターです。ただ、闇雲な投稿は、エンゲージメント率アップに非効果的と言える場合もあるので要注意。多くの場合、投稿が公開されて、1〜2時間という短い時間で多くのエンゲージメントが得られるかどうか、が課題となります。Instagramでは、日々新しい投稿でフィードが更新されていくので、自身が生み出す投稿がいかに質が高く、多くの人に見てもらえるか、が重要となってきます。 そのため、投稿のタイミングにも気をつけたいところ。ユーザーの生活リズムにマッチした投稿のタイミングを心がけることで、ユーザーが欲しいときに情報を得られる可能性が高まり、「いいね」数やシェア、保存などが増え、エンゲージメント率の上昇へもつながります。また、投稿に対して感想や意見などのコメントが得られた場合、できるだけ早いリアクションを返すことも重要。ユーザーとのきちんとしたコミュニケーションによって、エンゲージメント率を獲得できます。実際に、エンゲージメント率が高いアカウントは、コメント数も多く、なおかつコメントに対する返信にもしっかりと向き合って対応していることがわかりました。フォロワーとの丁寧なコミュニケーションは、心がけたいポイントの一つです。

ユーザーから支持されるのは、文字だけでなく画像でのビジュアルアピール!

 to1LABOが解析するフォロワー数の多いSNSユーザーの傾向は、前提として写真の撮り方がキレイ、ということが挙げられます。投稿する写真次第で、エンゲージメント率が左右されることが多くあります。美容、ファッション、フード、風景、人物…など、被写体がいかにキレイで素敵に映っているか、がエンゲージメント率に比例しているのです。実際に、to1LABOで抱えているフォロワー数の多いインフルエンサーの投稿では、ファッションスタイリング投稿でも写真の角度や背景に細心の注意を払っている点が多く見られます。いかにそのスタイリングがユーザーの心を動かすか、という視点で撮影された投稿画像は、実際に多くの「いいね」数を獲得しているなどユーザーから多くのリアクションを受けている傾向です。被写体の見せ方が上手、撮影の仕方が工夫されている、など他との差がつく投稿画像はエンゲージメント率を高めるための抜群のアピールポイントになります。

ひとつの例として、アパレル企業のInstagramアカウント解析を行いました。Instagram運用をする中で、フォロワー数の伸び悩みを受け、複数回投稿した画像について分析してみました。

従来、モデルを起用した投稿は、ファッションアイテムも素敵に写り、着こなしイメージの想像力も高まるので、一見多くのユーザーから評判が高い印象があります。しかし、4月26日や4月28日の投稿画像を比較すると、26日の投稿はモデルの全身コーディネイト画像よりも、スカートに寄った写真の方がほぼ倍の「いいね」数を獲得しています。28日に関しては、モデルの着用画像よりも、空が映る開放感のあるロケーションで撮影したハンガーにかかったTシャツの画像が高い「いいね」数を誇ります。5月19日、5月21日の投稿に関しても、それぞれモデル着用の画像よりも商品の置き撮りや物撮り写真の方が多くの「いいね」数を得られていることが判明しました。

Instagramの投稿において、写真の撮り方や商品の見せ方の写真の違いによって、エンゲージメント率の違いが顕著に現れていることが認識できたと思います。今回の例では、モデル着用画像一辺倒の投稿よりも、全体の写真イメージは統一させつつも、物のみの画像など投稿画像の内容に変化をつけることで、ユーザーの心を動かし、多くのリアクションを得られることがわかりました。

また、先ほども挙げましたが、写真の世界観を統一させることは最も重要な要素と言えます。ビジュアルの統一感は、その企業やブランドのイメージにも直結します。写真の構図や写真のトーンなどで統一感を出すテクニックは心得ておきたいポイントです。写真だけでなく、文字も整えて統一感を演出することが鍵となります。

文字よりも認識しやすいからこそ、投稿画像は世界観・統一感を重要視しよう! 

文字や文章よりも、多くの情報量を得られて認識しやすいと言われる写真。その価値を理解することはとても重要で、エンゲージメント率を高めるためには写真の撮り方にも工夫をしてみることをおすすめします。最近はアプリで加工をすることも定番です。多くのユーザーが素敵と思えるような、ユーザーに刺さる写真の撮り方はたくさんあります。写真にもトレンドがあり、商材にもよりますが、今っぽい見せ方、写真の撮り方が存在します。今どきのトレンド感のある写真の撮り方とは、どんなものがあるのか。また、スマートフォンのカメラはかなり高性能。一眼レフカメラでなくとも、簡単にプロ顔負けの写真が撮れると評判です。そこで、他の投稿画像よりも目立たせるためのオシャレ映えする撮り方のコツやテクニック、また人気を集めている文字入れ加工画像の見せ方などについて、今後ご紹介していきたいと思います。