投稿写真の質が直接的にエンゲージメント率に関わってくるとお話しましたが、Instagramではさまざまな写真フィードが並ぶ中で、『目を引く』『ユーザーの心を揺さぶる』写真かどうかが重要に。特に、最近の投稿写真の人気の傾向や写真のトレンドを抑えておくことも重要となってきます。明るさ、トーンなどの他、見た目もオシャレな“映え”にこだわることはもちろん大切ですが、今ユーザーに響く“映え”を意識してこそ、いいね数・フォロワー数アップへの近道になります。

最近は、人物画像よりも物の置き画像がエンゲージメントが上がりやすい！

人物写真ではなく、商品の物のみにフォーカスした物画像の人気が高く、フォロワー数の多いインフルエンサーも最近、投稿写真に頻繁に取り入れているのが印象的です。物のみを撮影するのは意外と難しいもの。角度や背景、光の加減を調整し、その商品・被写体の魅力を最大限に伝えることを意識するのが大切です。簡単におしゃれに見せる物画像の撮り方を、人気インフルエンサーのフィードから解説します。

01.真上から撮ってみる

とってもベーシックですが、簡単におしゃれに見えるのが真上から撮るパターン。商品もわかりやすく、背景によって雰囲気も変えられます。上の投稿画像のように、被写体をセンターに置かず、あえて上部分に寄せて、少し空間を出して撮影することで素敵に。濃いブラウンのと周囲のグレーが映ることでシックで、洗練された印象に。ピンク系のリップも甘く見えず、大人っぽくハンサムな雰囲気に映ります。

02.白っぽい背景で撮る

真上から撮る手法に、白っぽい大理石調の背景を活用。大人っぽくリッチでクリーンなイメージに仕上がります。バッグの中身の投稿内容ですが、大きさの異なる小物も規則的に並べることで洒落て見えるだけでなく、すっきりと品格のある印象を演出できます。白っぽい背景は商品を引き立ててくれて、商品の置き方次第でアレンジも楽しめるので万能です。

03.横から撮って奥行きを出す

商品を真横から撮影することで、真上から撮影する写真とは異なり、奥行きが生まれおしゃれな雰囲気に仕上がります。背景がボケて写ることで立体感が出るので、商品がより引き立つ効果も。また、小物や光の影を効果的に使うことで、よりドラマティックで雰囲気のある写真が撮影できます。

レビュー系や診断系の投稿が昨今の人気！

商品を実際に試した感想などを画像に直接書き込んだレビュー系画像の投稿や、骨格別でまとめたファッション投稿、肌診断別にまとめたコスメ画像など、パーソナルに寄り添った画像の投稿が最近人気を集めています。その分野に特化したアイテムやコスメのレビューをわかりやすくまとめているものはユーザーの吸引力も抜群。ファッションでは特に、より「自分に似合う服に出会いたい」「買い物で失敗したくない」というユーザーが増え、骨格診断別やパーソナルカラー別でまとめた投稿など、よりパーソナルに寄り添った投稿が人気を集めています。コスメでもイエベ・ブルベ別でまとめている投稿が人気があります。ファッションもコスメも「ただ可愛いもの」よりも、「自分に似合うこと」を求める傾向が強く、効率的に自分自身に似合うアイテムを探す人が増えいている印象です。

画像の撮り方、仕上げ方次第でフォロワー数、いいね数、コメント数などのエンゲージメント率を高めることが可能です。フォロワー数が増えることで、商品が直接的に売り上げに繋がったり、アカウントのブランディングなど、トータルのプロモーションに繋がることは確実です。画像が中心のInstagramだからこそ、ただ流し見をされないような画像の投稿を心がけ、ユーザーの目に止まるように画像に工夫を凝らしてみるのも、エンゲージメント率アップに効果的です。